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清心百光

純金百尊家宝
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源平の将星
裏面 麒麟像
 
返らじと 兼て思へば 梓弓
    なき数にいる 名をぞとどむる
   

平 将 門 公(不詳〜940)
豪雄無双の将門が咲かせた阪政政権は 淡雪のごとき儚さであったが その武勇と仁愛は明神として祀られ 今も神田の神興に輝いている

   
源 義 家 公(1039〜1106)
雁の乱れに伏兵を知り 戦のなかに歌心を忘れず 乏しきも部下に分かつ理想の武人 義家の咲かせた文武の華は 八幡社に祀られ、今も村落を鎮守してい
   
  平 清 盛 公(1118〜1181)
武人として はじめて経済の道を切り開いた公は 新しい交易立国をめざし 福原への遷都を計ってゆく
世界につながる繁栄の夢が 時勢に拒まれたこと惜しまれてならない
   
源 頼 朝 公(1147〜1199)
時勢に賭けて政権を得た公は 平家や義仲の轍を踏まず 鎌倉に幕府を開いてゆく
成敗文明にして 理非断決を誤らなかった公の英智は 孤独な20年の思索が育んだのではなかろうか
   
源 義 仲 公(1154〜1184)
天下取りの夢に養育された義仲の香気は 雪国のつわものどもを振いたたせ なだれをうって都を呑みこんでしまう
雪に似た義仲の天下は 次代に教訓を残し 鎌倉幕府につながってゆく
   
源 義 経 公(1159〜1189)
勝者の華やかさ 敗者の哀れさ 英雄義経の軌跡は 今も鮮やかに語り継がれている
一の谷の断崖も 屋島の渚も 英雄の蹄の音や 胸の高鳴りを忘れてはいまい
   
平 敦 盛 大 夫(1169〜1184)
非力で聡明な美少年が思いを詰めて選んだ道が 美しい死の演出であった
時と場所と相手と見事な演技 幼将敦盛の輝かした平家の名誉を歴史は忘れることが出来ない
   
楠 正 成 公(1294〜1336)
天皇親政の風雲を予知した臥竜正成は 見事な兵法で天下に姿をあらわしてくる
千早の砦に起こった風雲は 嵐を呼び 鎌倉幕府を吹き飛ばしてゆく
   
新 田 義 貞 公(1301〜1338)
源氏の頭領を自任する英雄義貞は 北条政権の乱れに乗じて鎌倉を突いてゆく
海神に件を奉じる名将の勇姿は 稲村ヶ崎の波涛に今も寫されている
   
足 利 尊 氏 公(1305〜1358)
源家総領の血統を自負する尊氏は 風雲に乗じ 累代のライバル北条政権に反旗を翻してゆく
尊氏の豊徳よく激流を制し 室町幕府をあらわしてくる